四寸岩山(1235.6m)から吉野へ
H15年4月27日 参加 4名
大和上市駅は関西の松本駅(登山者の拠点)な〜んて誰が言ったのでしょう、本当にこの駅で下車してバス待つ人は皆、ザック、帽子、ストックといういでたちです。
予報がずれたか、絶対晴れのはずなのに雲厚めの空模様、我々4人も8時55分発湯盛温泉杉の湯行きのバスに乗り込みます。

杉の湯からは新しいダムを眼下に見下ろしながら林道を40分ほどで福源寺につきます。
境内は花の重みに耐えかねるような八重桜がそろそろ終わりを告げ、変わってシャクナゲの透き通るような、風に震える鮮やかなピンクが華やかに咲き、濃い紫の木蓮も大きな蕾を今にも開きそうにスタンバイしています
空も準備が整って???すっかり青空になり出発します。
福源寺横の登山道(?)から入りますが、ここにはなんの標識もありません。
全く、いきなりの急登。しかも道と言える程の道でもなく、殆どトレースなし。
樹林の中の急なのぼりで、倒木があったり、濡れた道が滑り、崩れそうなところもあります。足元には愛らしいチゴユリがたくさん咲いて、ヒトリシズカもひっそり控え目に咲いているのです。ちょっと不気味な存在のテンナンショウもこの場所、この時期にはなくてはならないお花?
植林はとてもよく手入れされて、気持ちよくまっすぐに伸びた樹の間からあふれんばかりに陽がこぼれています。今日が3連チャンの山行だというLは、足がつりそうだとか、つったとか、苦しいとか言って、あとで聞けば2日前にも下見に来て下さったそうで、感謝です。皆、口をつぐんでがんばります。
高原山は狭いピークで展望も無いので、もう少しがんばって目指す四寸岩山とその尾根の展望が開けたところでお昼にします。目前に小さな2つのピークと山頂が見えています。
シェフ・コロリンは早速コンロとフライパンを取り出し、慣れた手付きでそばめしを作っています。
青空の下、若葉の山々は目に優しくて、ゆったりして、心の中まで若葉色に染まります。昼食後はLの“尾根を絶対にはずさないように”の注意をしっかり守り、テープを見逃さないよう気をつけます。テープはありますが小さく、間隔も長く時々見失いがちです。

ちょっとしたヤセ尾根で白い石灰岩のような岩に苔むして、なかなかいい感じですがトレースははっきりしません。岩、倒木を踏み分け、ブッシュを掻き分けて行きます。この尾根にはヤマシャクヤクがたくさんあってまだしっかり固い蕾でしたが、花開く頃はさぞ美しいことでしょう。
途中、日当たりの良い斜面で大パノラマが開け、またまた大脱線!
ピラミタルな一際目を引く高見山から、伊勢辻山、国見山、明神平と台高縦走路が大きく横たわり、(雪の中歩いたんだぁ〜 感無量!)それに重なって白屋岳、白髭岳から大台の山まで一望できるのです。ゆっくり長い休憩をしてしまいました。

緩いアップダウンと小さなピークを二つ越して、山頂直下の急登を上りきると四寸岩山です。山頂直下の急登が好きというNさん、そうですね、これを上りきるとこんなにすばらしい展望がご褒美にあるのですものね!

先日まだ雪の残っていた間近な大天井ヶ岳にももう雪はありません。山上ヶ岳から大日岳、稲村ヶ岳、奥深い吉野の山々が幾重にも重なり、霞がかって浮いている中に大きな弥山、釈迦のラインが堂々と構えています。
皆で地図を広げて確認したり、教えてもらったりお昼の次に(?)楽しいひと時です。
後は大峰奥駈道を吉野へ、古道と新道があり今日は新道を下ります。新道には標示板もあり道も殆ど1本で、下るほどに初々しい緑が鮮やかなミツバツツジを引き立たせています。
林道に出て、青根ヶ峰、奥千本を過ぎ展望の良い高城山展望台で休憩します。陽がかげって夕もやの額井岳や龍門岳、音羽三山が墨絵のようでした。
後は水分神社を過ぎ、朧にかすむ上千本、中千本と散策して吉野駅まで帰ります。
面影もなくすっかり葉桜の樹下には今を盛りとシャガの花が群生し、いっせいにたくさん花をつけ、遠目には真っ白に見えていました。
コースタイム
杉の湯バス停 9:30→福源寺登山口 10:25→大原山 12:00→(この間昼食と休憩、約1時間)→四寸岩山 14:30⇔15:00→奥千本 16:20→高城山展望台 16:30→吉野駅 18:00